「人間に」
その夜、確か私はミスドに一人でポツンと座っていました。
「確か」
ってのは、よく覚えてないから。
私は解離性健忘障害という厄介な病気と一生お付き合いしなくてはならないらしいです
そんなもん
一生付き合うなら、いい男の方がいいよなあw
と、それは置いといてww
とにかくミスドにいました。
一人で、人ごみの波を見ながらぼーっとしてしまって
コレ、いつもの流れだと放心してまた警察保護とかになりそうだと
薬を飲んでみたものの、効かない。
家に帰れない
動けない。
大事な人はみんな遠くに居て
私は居場所を失ったのか
自分で消したのか
今までだって、自分が苦労人だなんて思ったことなかったけど
こうして歩いてきた足を見て
手を見て
煙草を、コップを、人ごみを
もう何にも見たくないと思った。
たくさんだ・・とヒミズばりの絶望感。
「絶望感?」なに大したこと言ってんの
ばかだろお前、という自分の声。
どうしたらいいのだ
どうにもならないのだー
と
頭に「マサルさん」もびっくりの擬音やらネームが
びっちりになった頃
一通のメールが届きました。
携帯に手を伸ばすのもやっとな程の黒さで
それでも見てみたら
私がスタッフをしているアーティスト「平成自己発電」より。
「曲が出来ました」
そこに
「人間に」
という曲の歌詞がありました。
一輪の花が人間に恋をする歌。
でも
それは本当に花だったのか?
なにか欠落してしまった人間の
哀しいけど純粋なほどの恋の歌に思えて
ミスドでうつむいて泣きました。
髪が長くて良かったと思いました。
「私を踏み潰す。人間になりたいな。
そしたら貴方は笑ってくれるかな?」
どんな風な曲がついているのかとても聴きたくて、でも
とりあえずメールを返しました。
そしたら
「この曲を聴くために帰ってください」
と言われ
私はやっと動けたのでした。
平成自己発電は
自分の歌を汚いと言います。
自分がガキだとも言います。
だけれど
それを本気で口にする事は私は昔出来なかった。
とても怖い事
バカにされるんじゃないか
誰かの真似といわれるんじゃないか。
彼はそれを知っていて、歌います。
とても美しい歌を歌います。
今日はプロモーションじゃなく、私の感想と
何故彼を応援したいと思ったかを綴りました。
夜中「人間に」を聴いて
翌朝私は、起き上がって笑うことができた。
あの夜を助けてもらった事を
多分私は絶対忘れない。
忘れたくない。
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